2013年 7月 08日

フランス、その3(ボルドー後編)。

カテゴリー Travel

ワインの本を読んでいて、畑の土壌について粘土質、小石混じりの土壌があるとか、知識として知っていました。
また、小道を挟んだだけで、まったく土壌が異なると言う事も。
しかし、実際見てみると、ホントにそうなんだなあ〜と納得。腑に落ちます。

130605ns092 130605ns093 130605ns095 左から、小石ばかり、小石混じり、粘土質、な土壌達。

130605ns094 こんなに土壌が違うのに、小道を挟んでいるだけ。

この痩せた土壌が、ブドウの根を深く地中にもぐらせ、様々の養分を吸い上げるんですね。

土壌の違いがブドウのキャラクターを複雑なものにして、ワインに奥行きを与える。
これに、ブドウの樹齢や、日当り、水はけ、などなど様々な要素が加わると
ブドウ品種が同じでも全然キャラクターの違うものになりますね。
奥深い。
ワインを飲む時、畑の事が頭に浮かびそう。

続いてサンテミリオンへ。

130606ns094 町の歴史は先史時代まで遡り、紀元2世紀頃からブドウが植えられていたようです。
現在も数多くのシャトーがあります。
町の名前は8世紀にこの地に隠遁した聖エミリオに因みます。世界遺産の町。

小さな町なのですが、ワイン屋さんが多い多い。東京のコンビニ並みにそこら中にあります。世界一の密集地?

130606ns100 130606ns104 130606ns105 130606ns113 どの店もオシャレです。その辺はさすが。

130606ns118 かつて石灰岩を切り出していた石切場をセラーにしているお店も。天然のセラー、憧れです。

さて、サンテミリオンの名物はワインだけではありません。
実はマカロンも有名です。
パリの「ラデュレ」などカラフルなマカロンが有名ですが、こちらは素朴な焼き菓子。

_MG_0394 こちらは、1620年頃から修道会で作られていたレシピを継承するお店のマカロン。素朴で美味しいです。
パッケージも可愛いですね。

_MG_0396 _MG_0398 中はこんな感じ。なんと、マカロンが台紙に張り付いています。素朴だ!

楽しい1日はアッとゆう間。

_DSC0035 ボルドーの中央を流れるジロンド川の夕景

_DSC0038 ライトアップされたシャトー・ピション・ロングヴィル・バロン。

130606ns010 左から、OENOCOMの加藤さん、Chateau Lagrangeの椎名さん。今回の旅をご一緒している上田さん。
椎名さん、加藤さんには本当にお世話になりました。ありがとうございました!

さらばボルドー!

次回のフランスはサンセール編ですよ。

(ボルドー中編はこちら)