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2014年 10月 10日

カメラのはなし。 「一眼」は死語?

カメラの「一眼レフ」はご存じですよね。それでは「一眼レフ」とは?
それは、撮影に使用するレンズと撮像面(フィルムやイメージセンサ)の間にミラーを置き、実際に撮影されるイメージを光学ファインダーで確認することができるもののことです。 撮影用の光学系とファインダー用の光学系が一系統であるために「一眼」といわれます。

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一眼レフは中央が盛り上がっていますよね。これはペンタプリズムというガラスの塊が入っているのです。
レンズから入ってきた像が、ボディ内のミラーで反射して、このペンタプリズムを通してファインダーで正像(左右上下反転のしていない)に見えます。
一眼レフの肝の部分なのですが、高い精度が必要な為、高価な部品でもあります(入門機はミラーを代わりに使っています)。
また、ミラーがボディに入っているので小型化するにも限界があります(下の写真)。

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それで、その2つの部分をエイヤッと外してしまったのが、ミラーレス一眼。

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随分スッキリしましたね。

イメージセンサのサイズが異なるので参考までですが(一眼レフ:35mm、ミラーレス:APS-C)、高さ、厚さ、随分違いませんか。
普段仕事でゴツい一眼レフを使っている身としては、かなりコンパクトに感じます。

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以前はコンパクトカメラは実際に撮影される撮像面と確認するファインダーとは別の光学系でした。

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昔のコンパクトカメラですが、ファインダー用の窓が右上についてますね(内蔵ストロボではないよ)。
アグファというドイツのフィルムメーカーのカメラですが、昔はコダックもサクラ(コニカ)も
フィルムメーカーがカメラをつくっていましたね。両方残っているのは富士フィルムくらいですか。

 

しかし、現在のコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)はファインダーが無いですよね。そうすると
これも機構のうえでは一眼といってもいいかと思います。

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コンデジも出始めたころは、ファインダーがついていたと思うのですが、見事に無くなりましたね。

一眼ではないレンジファインダーのデジタルカメラも極少数、残っていますが(ライカなど)、デジタル総一眼化になり、わざわざ「一眼」と名乗る必要がなくなってきたと感じます。
「一眼」とつくと高級で難しく、敷居が高い印象があり、コンパクトカメラとは一線を画していましたが、言葉とともに過去のものになるのでしょうか?